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ルーティーン...

お勤めに出るようになってから、三週間。

毎日のルーティンが決まってきた。自宅を出る時間、最寄り駅に着く時間、電車に乗る時間、電車の乗る両目、空いている思われる椅子に座り、JRに乗り換え、決まった両目に並び、満員電車に揺られる...

まぁ皆、こんな感じで一日がスタートするのだが、考えてみると毎日に起伏がなくて味気ない。iPodの曲を入れ替えて見るもあまり主立った効果が無く、週末までの日々を言われたことを行い塗りつぶす毎日である。

まぁこれが当たり前の『日常』なのはわかっているが、やはり味気ない。自分ですべて考え、行動、実践するのが当たり前になっていたので、形的には楽だし、決まった収入も入ってくるので安定はするのだが、『不完全燃焼』の感は否めない。

わがままを言ってはいけない、今は金を貯めるときと割り切ってはいる。会社の人もあまり交流がないので良くはわからないがよさげな人たちだし、正直日々のタスクも余裕であり、ノー残業だし。

ここは甘えさせてもらおうと思っている。収入も悪くないしモヤっとした閉塞感を我慢すれば、十分に良い環境だ。所詮、流行の非正規雇用で長く居るわけでもないし。その閉塞感を我慢することが、お勤めすることにとってのメインタスクなのかもしれないが。