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あなどれない

先ほど、NHKスペシャルでB'zの密着ドキュメンタリーをやっていたので思わず見入ってしまう。取り立ててB'zに思い入れはない、現に私のiPod nanoにB'zの曲は1曲も入っていないし。

ただ見入ってしまったのは、もの作りの姿勢である。ボーカルの稲葉氏は歌うために、夏でも空調は使わず加湿器をフル活動させて喉を保護し、三時間のライブのために常に体力トレーニングは欠かさないという。

相方のギターの松本氏ももの作りの姿勢も半端ではない。たかがワンフレーズでも時間を掛けて取り直し、納得がいくまでリリースしない徹底ぶりだ。

それだけやるからこそファンが納得し、B'zのCDを購入し続けるのだろうと思う。私もの作りの端くれだが、手を抜いたものは運良く評判が良かったとしても自分の中でどうも納得がいかないもの残ってしまう。しかし、自分が納得した出来上がりのものが評判が良ければ、それでやっと自分に納得が出来るのがもの作りの人間だと思う。

そういった面でこの番組を見てB'zの稲葉氏、松本氏の考え方は、非常にリスペクト出来る面がたくさんあった。アティテュードの面が多かったが、出来ることから実践出来ればと思う。

まだまだ色々良いことは話していたが、書ききれない。もの作りに対する苦悩、苦しみながらも楽曲を仕上げる場面は、もの作りに携わる人間なら是非見ていただきたいシーンである。B'zを好きか嫌いかは別として、番組としては良かったので再放送があれば、それを見ていただければと思います。