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じょじょに詰め寄るヤバい兆候

突然だが最近テレビやネットを見ていて、若い人気のあるタレントの尺度がいまいち理解ができなくなってきた。自分の心の琴線とトレンドの琴線が少しずつ乖離(かいり)してきているのである。普通の方々なら『それがどうした...』という話であるが、私の様な商売になるとマズイ。つまり時代に対してのセンスが古くなってきているのである。

話は変わり今日とあるお店に入って品物を選んでいると、レジの前におとなしそうな小学校低学年ぐらいの女の子が品物を持って立っていた。レジにはパートとおぼしきオバサンがいて、なぜかその女の子に対して接客をしない。間を察して、品出しをしていたこれまたアルバイトだろう大学生ぐらいの男性が、女の子に声を掛け、

『ごめんね〜、それ一つでいいの?』

と話すと、そのパートのオバサンは我にかえったように一言。

『お父さん、待っていたかと思ってから...』

は? この店には今、客はレジ前にいる女の子と私のみ。私がお父さん??そう見られてしまう歳なのか。それも小学生低学年の女の子の。さすがにこれには軽くショックであった。年齢的には問題ないよ、だが私は同年代の男達と比べて自分で言うのはなんだけど、若く見られるのに。その女の子はレジを済ますとそそくさと店を出たその後、フリスクと黒豆せんべいを買った私はなんか気まずかったのはいうまでもありません。

そう考えると、自分が思う以上に歳は取っているんだなぁと。センスも落ちれば、雰囲気までも老いていく自分がコワイ。このあいだ35になったばかりですが、身体だけではなく感性や雰囲気もアンチエイジングしないと、徐々に老いというヘルハウンドがにじりよってくるようでコワい今日この頃です。