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私なりのモノづくりとは

モノ作りについて考えてみた。

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最近、久方追っかけて観ているドラマが「モテキ」である。悪いが原作の漫画は一切読んだことはないのでそっちは一切知らんが、このドラマの映像描写は好きである。特に男目線の下品な下ネタ表現や青臭い性欲感の心理描写は見事である。

ストーリー性が家族向けではないので仕方がないと言えば仕方がないのだが、ネットでの評判も概ね良いのになぜか放映時間は深夜帯だということ。気になっていろいろ調べてみると脚本・監督の大根仁氏は「深夜番長」と呼ばれ高クオリティな作品を深夜帯で作ってる御仁らしい。そしてチャンネルはテレ東である。まさにアンダーグラウンド黄金タッグといえよう。

三十路を越えて仕事の『質』に拘っている。私の主戦場は予算の限られた中小企業だ。彼らが必死に少ない利益をプールして作った予算に対し、マズイ料理を出すわけにはいかないのである。どんな戦線でも手持ちの武器を最大限に生かし、工夫して戦略を立て個性的なスタッフの戦術もとに効果的に指揮をする。納品後、そんな地道な積み重ねが少しだけど世の中に喜ばれている話をクライアントから聞くと、素直に嬉しい。

確かに私の主戦場は確かにアンダーグラウンドでちっぽけかもしれない。だが、私は全身全霊を込めてモノを作る。50万の仕事も800万の仕事も気持ち的にはなにも変わることはない。良い物を作れば必ず評価され、そして次の仕事へ繋がると信じている。それがクライアントの商売にも私のためにも、そして制作スタッフためにもなると思ってる。そして私が「モテキ」を良いというように、決してたくさんの人が見るわけではないが、私の携わったモノに喜んで頂ければ嬉しい。それを再認識した金曜日の夜であった。