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深夜の闘い

昨日はひさびさにお酒を飲みました。珍しく飲んだ後、一風堂でラーメンを替え玉まで頼んで満腹の中、乗り換えが面倒になり乗り換え駅から腹ごなしに歩きました。

また職質にあったら嫌だなぁと思いつつ歩き軽く屁をこいた瞬間、強烈な便意が襲う。まだ部屋まで軽く見積もっても15分は歩く距離、ヤバいと思いつつ交番が。いつもは声を掛けられているので、たまにはこちらから行ってトイレを借りようと外から覗いたら、

『パトロール中』

なんでこんな時にいないんだよと半ば、心の中で逆ギレ。クソーと思ってもクソは出よう出ようと便意をけしかける。

ホントヤバかったら、野グソも視野にいれつつ部屋へ急ぐ。クソの野郎もそうはさせるかと、便意アタックをコンボでかけて来る。三十路のオッサンが真夜中に脂汗かきながら、歩いている妙な構図。

それでも立ち止まること、それは脱糞を意味するので抵抗する手段として歩く他ない。山手線のガードを超え、家まであと5分の距離でラスボスと思わせる程の便意アタックをかけてきた。コレはマズイと思ったその時、公園があるコトを思い出した。確かそこに公衆便所があったはず。

ラスボスが酒で緩みかけている肛門の括約筋に容赦なくダメージを与える。ここはひたすら耐えるターンだ。堪えろ。流石に三十路でウ○コは漏らせない。

そんな時公園に着いた。たしか公衆便所があっただろうとおぼろげな記憶の中、コンクリートの小部屋を探す。鉄棒で若いニーちゃんが真夜中に逆上がりをしている。テメエ、オヤジ狩りでもしてみろ、ウ○コを究極にガマンしている俺はスーパーサイヤ人だ。ちょっかい出してきたらブチコロスぞとつまらない想像をしてみたものの、ウ○コガマンしてるオッサンに用がある訳もなく、小部屋を探す。ラスボスもここぞと便意攻撃を加える。

あった!小部屋が公衆便所があった。平静を装いつつ、侵入する。オレのターンだ、ラスボスめ。例のルームを探す、真夜中だ誰もいない。ルームに侵入、扉をしめカギをかけたと同時にジーパンとパンツを下げた。

勝った、勝ったのだ。部屋までは持たなかったが。漏らすという辱めを食らうこともなく。ラッキーなことに紙は花粉症なのでこの時期はティッシュを常備していた。

全てを出し切るとなにごともなかったように、ドヤ顔で部屋まで帰ったのはいうまでもありません。