3b

ソーシャルってなんだっけ

最近、Facebookmixiのようなソーシャル・ネットワーキング・サービスコンプガチャで悪名高いソーシャルゲームの「ソーシャル」が、弊業界ではウマシカの一つ覚えのようになっています。まぁ私も業界の人なんでひと通りはアカウントはありますが、どうも性格的に続かないようです。


よく言われるのは「実名登録なので音信不通になった友人と巡り会えた!」とか「同じ趣味をもつ仲間と出会えた!」なんていうのが美談ですがね。まぁウラっかえしてみれば面倒くさいことも増えるので、まぁ百歩譲って痛し痒しってところでしょうか。

何も根拠はないんですが、ふと人間関係って「進化の法則」と似ているなぁと思う時があります。そうそうエンドウマメの奴です。私の場合、ノータリンのため何も気にせず生きていますので、結果、気がつくと本当に必要な友人が残っていた、と。そう考えると自然の摂理で「消えて」しまった人をITの力で引き戻すってものどうなのかなぁと、思ったりなんかして。

逆に新しい仲間と知り合えるってのは面白いとは思いますが、これも行き着く先は「出会い系」といわれ揶揄されます。やってることは「サブカル趣味の文通相手募集!」とさほど変わらないのですが。でも仮に結婚する時に「ネットで知り合いました!てへぺろ」はまだ市民権はないですよね。どこぞの口うるさい親戚のオバハンに陰口叩かれるの覚悟で披露宴で公表しないと。これまた仮に離婚なんてしたら、ほら見たことか状態は否めないですから。

そう考えると弊業界なんぞ虚業だからこそ、絵のデータを勝手に「カード(アイテム)」と決めつけちゃってボッタくる訳ですよ。遊戯王のカードやビックリマンシールは棺桶に入れられますが、ソーシャルゲームのカードデータはムリです。やっぱ口うるさい親戚のオバハンに怒られ、データーをダウンロードしましたなんて言って空のSDカード入れて屁理屈こねても、故人が浮かばれませんよ、なんて言われてボコられること必死です。

天下のグーグル様でもたかが10年、黎明期の企業です。数十年したらネットで知り合い結婚なんてのが主流になり、ババアに「職場結婚?随分古臭いざますねぇ、オホホ…」なんて言われる時代がくるかもしれません。それまで私を含めまして世界は弊業界の盛大なる実験場であり、弊業界は所詮、進化の過程です。だってアップルがこんなになるなんて、数十年使っている私でさえビックリなんですから。

それっていわゆる、それってエンドウマメの奴じゃないの?